相対論 · Wormholeワームホール時空の離れた二点を結ぶトンネル状の構造で、一般相対論の方程式が許す仮想的な解。アインシュタイン・ローゼン橋とも呼ばれ、シュワルツシルト解を最大限に拡張すると現れる。通過可能なワームホールを安定に保つには負のエネルギー密度を持つ特殊な物質が必要とされ、その存在は確認されていない。理論研究の対象である。分野相対論英語名Wormhole主要な貢献者アルベルト・アインシュタイン / ネイサン・ローゼン / ジョン・ホイーラー / キップ・ソーン関連エントリ物理概念閉じた時間的曲線時空中で、物体の世界線が自分自身の過去へと戻ってくる閉じた経路。一般相対論の特定の解(ゲーデルの回転宇宙や理想的な回転体まわりなど)に現れ、原理的には過去への時間旅行に相当する。因果律の破れや論理的な矛盾を生じうるため、ホーキングは物理法則がこうした曲線の形成を禁じるとする時間順序保護仮説を提唱した。物理概念カシミール効果真空中に近接して置かれた二枚の導体板の間に、量子場の真空ゆらぎに起因する引力が働く現象。板の間では許される電磁場のモードが制限され、外側より真空のエネルギー密度が低くなることで圧力差が生じる。量子場の真空が単なる無ではなくゆらぎを持つことを示す実証的証拠で、1948年にカシミールが予言し、後に実験的に確認された。物理概念真空のゆらぎ量子場理論において、エネルギーが最も低い真空状態でも場が完全には静止せず、不確定性原理により絶えず微小な変動を続けること。仮想粒子対の生成消滅として描かれる。カシミール効果やラムシフト、ホーキング放射などの起源とされ、真空が古典的な「無」ではなく動的な物理的実体であることを示す。場のゼロ点エネルギーと結びつく。