用語 · デブリ・OOS

ケスラーシンドローム

Kessler Syndrome

1978年にNASAのドナルド・ケスラーが提唱した、軌道上の物体密度がある臨界を超えると、衝突で生じた破片がさらなる衝突を呼ぶ連鎖反応(衝突カスケード)が起き、特定の軌道帯が長期間利用不能になりうるというシナリオ。低軌道(LEO)の混雑が進む現在、デブリ低減と能動的除去の必要性を示す概念として頻繁に参照される。

種別
用語
分類
デブリ・OOS

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宇宙ビジネス能動的デブリ除去(ADR)既に軌道上にある大型デブリ(使用済みロケット上段や故障衛星)を、専用の除去衛星でランデブー・捕獲し、軌道離脱させて大気圏で焼却処分する技術・サービス。ロボットアーム、磁気捕獲、テザー、ネット・銛などの方式が研究されている。日本ではアストロスケールがJAXAの商業デブリ除去実証(CRD2)でADRAS-Jを運用し実証を進めた。宇宙ビジネスポストミッション廃棄(25年ルール)運用を終えた衛星やロケット上段を、デブリ化を防ぐため軌道から確実に除去する措置。低軌道では運用終了後に大気圏再突入させる「25年ルール」が国際的なデブリ低減ガイドラインの目安とされてきたが、近年は混雑悪化を受けて米FCCが5年への短縮を採択するなど基準が厳格化している。静止軌道では墓場軌道への移送が標準とされる。宇宙ビジネスIADCスペースデブリ低減ガイドライン各国宇宙機関で構成される国際機関間スペースデブリ調整委員会(IADC)が2002年に策定したデブリ低減の技術ガイドライン。運用中のデブリ放出抑制、破砕の防止、ミッション終了後の軌道からの除去(PMD)などを定め、国連COPUOSのデブリ低減ガイドライン(2007年)の基礎にもなった。法的拘束力はないが各国の規制や標準(ISO 24113)の土台となっている。