放射過程 · Bremsstrahlung制動放射荷電粒子が原子核などの電場によって進路を曲げられ減速する際に放出する電磁波。ドイツ語で「制動(ブレーキ)放射」を意味する。X線管からのX線や、高温プラズマからの放射の主要な機構である。連続的なスペクトルを示し、銀河団の高温ガスが放つX線など、天体の高温ガスを観測する手段として重要である。分野放射過程英語名Bremsstrahlung主要な貢献者アルノルト・ゾンマーフェルト関連エントリ物理概念黒体放射入射するすべての電磁波を吸収する理想的な物体(黒体)が、その温度だけで決まるスペクトルで放出する熱放射。古典物理では短波長側で発散する破綻が生じたが、プランクがエネルギー量子の仮説を導入してスペクトルを正しく説明し、量子論の出発点となった。恒星のスペクトルや宇宙マイクロ波背景放射は黒体放射でよく近似される。物理概念ドップラー効果波の発生源と観測者が相対的に運動するとき、観測される波の振動数や波長がずれる現象。光では、近づく光源の光は波長が短く(青方偏移)、遠ざかる光源の光は波長が長く(赤方偏移)なる。天体の視線方向の速度測定に用いられ、連星や系外惑星の検出、銀河の運動の解析に不可欠である。音にも同様の効果が生じる。物理概念赤方偏移天体から届く光のスペクトルが、波長の長い赤い側へずれる現象。遠ざかる運動によるドップラー赤方偏移、強い重力場による重力赤方偏移、宇宙膨張で空間自体が伸びることによる宇宙論的赤方偏移がある。ハッブルは遠方銀河ほど赤方偏移が大きいことを見いだし、宇宙膨張の証拠とした。遠方天体までの距離や時代の指標として用いられる。