相対論 · Frame Draggingフレームドラッグ回転する質量がそのまわりの時空を引きずり、局所慣性系を回転方向へねじる一般相対論的な効果。レンズ・サーリング効果とも呼ばれる。回転するブラックホールのエルゴ領域はこの効果が極端になった領域で、内部の物体は静止できない。地球まわりの微弱なフレームドラッグは、グラビティ・プローブBやLAGEOS衛星の観測によって確かめられている。分野相対論英語名Frame Dragging主要な貢献者ヨーゼフ・レンゼ / ハンス・ティリング関連エントリ物理概念重力レンズ質量による時空の曲がりが光の経路を曲げ、遠方天体の像を拡大・ゆがめ・複数に分裂させる現象。一般相対論が予言し、1919年の日食で太陽による星の光の偏向として初めて確認された。前景の銀河や銀河団によって背景天体がアインシュタイン環や弧として観測され、暗黒物質の分布の推定や遠方銀河の観測、系外惑星探査などに利用される。物理概念重力波加速運動する質量によって時空のゆがみが波として光速で伝わる現象。一般相対論がアインシュタインによって1916年に予言した。連星中性子星やブラックホールの合体などで生じ、空間を伸び縮みさせる。2015年にLIGOが二つのブラックホールの合体に伴う重力波を直接検出し、重力波天文学という新しい観測手段が開かれた。物理概念重力赤方偏移強い重力場から脱出する光が波長を伸ばされ、赤い側へずれる現象。一般相対論の等価原理から導かれ、重力ポテンシャルの深い場所ほど時間がゆっくり進むことの帰結である。地上での落下実験(パウンド–レブカ実験)や、白色矮星のスペクトル、GPS衛星の時計補正などで確かめられている。重力による時間の遅れの直接の現れである。