恒星物理 · Eddington Luminosity

エディントン光度

天体が放射で外向きに及ぼす圧力と内向きの重力がつり合う、放射の光度の上限。これを超えると放射圧がガスを吹き飛ばし、定常的な降着や安定な存在ができなくなる。値は天体の質量に比例する。大質量星の質量上限やブラックホールへの降着率、明るいクェーサーの光度の議論に用いられ、エディントンが導いた。

分野
恒星物理
英語名
Eddington Luminosity
主要な貢献者
アーサー・エディントン

関連エントリ

物理概念シュテファン・ボルツマンの法則黒体が単位面積あたりに放出する放射のエネルギーが、絶対温度の四乗に比例するという法則。温度がわずかに上がるだけで放射エネルギーが急激に増える。シュテファンが実験的に見いだし、ボルツマンが熱力学から理論的に導いた。恒星の半径や温度、光度の関係を求める際や、惑星の放射平衡温度の見積もりに広く使われる。物理概念ウィーンの変位則黒体放射のスペクトルが最も強くなる波長が、絶対温度に反比例するという法則。温度が高い物体ほど放射のピークは短い波長(青い側)へずれる。これにより、天体の色からその表面温度を推定できる。たとえば青白い星は赤い星より高温である。ウィーンが導き、黒体放射のスペクトルを特徴づける基本法則の一つである。物理概念一般相対性理論アインシュタインが1915年に完成させた重力の理論。重力を質量やエネルギーによる時空(4次元の幾何)の曲がりとして記述し、物体はその曲がった時空中を最も自然な経路(測地線)に沿って運動する。場の方程式は物質の分布と時空の曲率を結びつける。水星の近日点移動、光の重力による曲がり、重力波、ブラックホールなどを予言し、いずれも観測的に確かめられている。